随分前に購入し、途中まで読んでいたこの本、昨日読了しました。
この本はタイトルの通り、年収220万円の32歳の男性が、10年間で1000万円貯めた方法が超具体的に書かれています。
年収200万円代で、確実に1000万円貯金する方法
年収200万円台で1000万円も貯金できるの?実家暮らし?なんかあるでしょ?
と疑いたくなる人もいるかもしれませんが、読めば納得。
まっとうで堅実、そして賢い選択をし続けることで、無理なく、着実に1000万円を貯められたことがわかります。(イメージするだけでお金持ちになる系の本ではないです)
体験談のモデルケースの男性
- 一人暮らし
- 渋谷にあるデザイン事務所に通勤するWEBデザイナー
- 彼女持ち
専門学校を卒業後、22歳から働きはじめ、ちょうど10年目の32歳に1000万円の貯蓄を達成しました。
彼の家計簿の収支は以下のようになっていたそうです↓
【月収(手取り) 18万5000円】 【支出】 住居日 3万7千円(20%) 食費 2万円(10%) 水道高熱費 1万千円(6%) 通信費 9000円(5%) 保険 2万円(1%) 趣味娯楽 6000円(3%) 被服費 4000円(2%) 交際費 6000円(3%) 日用品、雑貨 5000円(6%) その他、予備 5000円(6%) 【貯蓄8万円(43%)】 支出合計 18万5000円 【引用:年収220万円の32歳(男)が1000万円貯めた方法】
手取り18万5000円で無理なく毎月8万円貯蓄できたポイント
都内から少し離れた埼玉の物件を選ぶことにより、住宅の質をそれ程落とさずに、家賃を抑えることに成功。
これは納得です。埼玉は穴場ですよね。
私の知人にも家賃が安いし、都内まで通勤も可能だから、と埼玉の物件を選ぶ人はいました。
通勤片道1時間以内なら、さほど不便を感じませんよね。
女性の場合は防犯面を考慮し、住宅費を抑えすぎないほうがいい
女性の場合、安全面も考慮して、もう少し住居費に余裕を持たせたほうがいいと思います。
周辺環境の治安なども重要ですし、家賃として7万円位は捻出したいところ。
自炊する、手作り弁当持参が最強
定番ですが、外食を避け自炊することが間違いないですね。
他にもスタバ通いをやめる、ペットボトルの飲料を買わない(水筒持参)も納得です。
私もお勤めしていた頃は、出勤前に必ずコンビニに寄り、ガムなどを購入、休み時間は社内の自販機でお茶を購入、で毎日300円は使ってしまっていました。
それだけでも、月に20日勤務だとして、6000円の出費なりますね。これは痛い!
職場で飲む飲料水は毎日のことなので水筒持参がやはりいいと思います。
(会社で無料コーヒーや飲料を提供してくれる神待遇な環境の方は、鼻で笑ってやってください(;´∀`))
週5で通うと、年間のスタバ代は10万円
あと見逃せないのが、スターバックス通い。
スタバっておしゃれで美味しいので通いたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、スタバのコーヒー一杯で400円前後かかりますよね。
週5回通い続けていたら月8000円。年間9万6000円ですよ!
年収が低い内に通うものではないですね。
スタバ通いを辞めれば年間10万円近く貯金が増えます。
どうしても飲みたい時をのぞき、普段はマックのコーヒーをたまに飲む位でいいんじゃないでしょうか。
Mサイズで150円です。景色のきれいな場所で飲めば気分もサイコー(´∀`)
我慢するのではなく、知恵と道具を駆使し、貯蓄する
他の項目も、この金額でやっていけるの?苦しくない?と思ってしまう点もありますが、実際のやりくり方法を見ると無理なくその金額で納めることが可能なんだな、と納得する知恵が満載です。
この本は、よくある節約本のように、とにかく我慢して我慢して、貯めるんだ!という貯蓄法ではなく、無駄な支払いを見直し、道具やプランの変更一つで削減できる場所を徹底的に見直すという点が非常に素晴らしいと思いました。
実際、欲しいものはちゃんと買えているし、毎日を楽しみながら、経済活動にもしっかりと参加されています。
ただ買わない、使わないという節約術は家族も苦しいし、経済にとってもマイナスですしね。
少しの知恵と工夫があれば、無理なく出費を抑え、月8万円貯金できるんだなぁと思います。
スマホ料金は2000円台の時代
通信費もこの例では9000円も支払っていますが、私のスマホ代は毎月1980円です。
格安SIM(準キャリア)を利用しています。
メールも地図ナビも利用できて、動画も毎日15分位観てます。
不便さは全く感じません。 なぜ今だに月々4000円、8000円もスマホ代に支払う人がいるのかが不思議な位です。
家でパソコンを長時間使用する人は、ポケット(モバイル)Wifiにも契約しておけばバッチリです。
スマホ+Wifi両方併せて月6000円以内で快適に利用できますよね。
月収22万円あれば月8万円は貯金可能
月8万円(正確には8.4万円)の貯金を10年間続けるだけで10年後の自分に1000万円のプレゼントを贈れるんです。
宝クジで一発逆転を狙ってお金をすり続ける必要もないし、不正に手を染めて怪しいビジネスに手を染める必要もない。
工夫すること、先取り貯蓄を習慣化することで誰でも達成可能なのだと思います。
実家暮らしに変え、家賃代を節約するのも賢い選択
支出の内でやはり大きいのは家賃だと思います。
始めにも書きましたが、女性の場合、家賃代をケチると防犯面で心配です。
どうしても一人暮らしをしたい、しなければいけない事情がない限り、実家で暮らしながらしっかりと貯蓄していく、という方法も賢い選択だと思います。
実家で暮らせば、月に5万円位は家にいれられますよね。そして家の家事や家族のサポートに協力すれば家族も助かります。
一人暮らしこそ自立の証明!などと難癖つけてくる人の意見を気にする必要はないと思います。
親の面倒はいずれ見なくてはならなくなります。
どの道同居の可能性が高いのなら、あえて別々に暮らす必要もないでしょう。
そういう人達がいいたいのは、「おまえ、ズルくね?自分はこんなに苦労して一人暮らししてんのに・・!」という気に食わん精神だけです。
家族も自分も特に苦でないなら、実家暮らしで着実に貯金し、10年後1000万円を貯蓄し、最後に笑いましょう。
結局は『持っている者』が安定と選択肢を手に入れるのだと思います。
持っていない人は恨み言を吐き捨てる位のことしかできません。
10年なんて、あっという間
10年間どう過ごして、どの位貯金をするか、早い段階で、目標を明確にしておいたほうがいいと思います。
この男性のように22歳から毎月8万円貯金し、32歳で1000万円あれば、その時どれ程選択肢が広がるでしょうか?
結婚後の住宅購入費にもまわせる
女性でも都内では32歳位で結婚する人は全くめずらしくありません。
結婚後の住宅購入費の一部として1000万円あれば、パートナーも涙を流して喜んでくれるかもしれません。 親にも頼らなくて済みます。
私の知人は最近マンションを購入しましたが、クラクラするようなローン返済が待っているのを知り、不憫に感じました。
大企業に努めていてもローン返済は人生を縛る鎖になります。
1000万円あれば、どれだけ10年後の自分や大切な家族を助けることができるか、選択肢の幅が広がるか・・?
を想像するだけで、月8万円の貯蓄はやっておいて損はないと思うのではないでしょうか。
お金持ちになる人の考え方、貧乏なままで留まる人の考え方
本にはお金持ちになる人の考え方や行動と、貧乏のままでいる人の考え方、行動も載っています。
貧乏のままでいる人の特徴
- とにかく嘆くだけで、具体的な改善行動をしない。
- 続けない。
- 目先の利益に飛びつき、長期的な視野を持っていない。
- 情報を得ようしない。
- 見栄や世間体を優先し、身の丈に合わない支出をする。
という点だそうです。
逆に、お金持ちになる素質を持つ人は、学習意欲があり、毎日少しでも役に立つ情報はないか?今のやり方を改善したほうがいいのか?ほかの選択肢は?
と考えているのですね。
若い時期は貧乏でも希望がある。年をとってからの貧乏は希望がなく、お金がかかる
若い頃はお金がなくても仕方ありません。
でも30代、40代、60代になってもずっと貧乏のままで、選択したくても常にお金の壁が立ちはだかる人生なんていやですよね?
生活苦のストレスから病気なっても、病院代でまた貧乏になります。
精神のゆとり、身体の健康、身の安全には、お金が必要だと感じます。
この本を読んで、毎月貯蓄すること、知恵を絞りムダな支出を減らす、というごくごく当たり前の行動が、着実に経済力をつける鍵なのだと感じました。
私が長年にわたり研究してきた節約術の集大成をまとめました↓
どんどん取り入れて、楽に優雅な生活をGETしちゃってください。