どうも、清掃の仕事をしながら新ビジネス始動に向けて準備を進める三条です。
先日、9月末で今の清掃を辞めることを上司に伝えました。
辞めることを決めたことで、ここ数日、自分の心に不思議な動きがあったのでメモします。
まず辞めると決めてから、今の仕事、職場に愛着が沸いてきました。
今の職場や仕事のいい部分に視点が集中しはじめたのと、
4か月がすぎ、作業も慣れて気楽にできるようになったのも大きいです。
また職場の人間関係も非常によく、特に清掃員のみなさんはとてもいい方ばかりです。
以前3年間務めた会社も基本的にいい方ばかりでしたが、人数が多かったため、最終的にいざこざに巻き込まれて人間関係が泥沼化しました。
今の職場は少人数制なので、(4~5人体制)、人間関係で不快な気持ちになることがほとんどないのが素晴らしいです。(その人たちがいい人なら)
また、私が辞めると決めた次の日に、コロナの感染拡大で臨時休校の兆しが見え始めたのも動揺の原因だと思います。
夏休みがようやく終わり、午前中に新しいビジネスの始動に集中できる・・!と意気込んでいたのですが、オンライン授業などになる、上階の騒音が続く可能性があります。
それで一気に打ちのめされた気持ちになりました。
ただし、今の環境のせいで〇〇できない!という言い訳は絶対に許さないと決めているので、集中できる時間帯を見つけて(カフェに行ったり、夜中に作業したり)
なんとか現状打破の行動を続けていきたいと思います。
少し前まで、しんどいし、楽しくないし、お給料安いし、契約いい加減だし、早く辞めたい!と思っていたのに、
いざ辞めるとなると、逆にこれでいいのだろうか?10月から新しい仕事で稼いでいくことが本当にできるの?この仕事辞めて、収入が途絶えたらまた新しいバイト探すのしんどいよ?
などと、とにかく、とにかく、未練たらしい気持ちがもわもわと沸いてきて困っています。
これは今までの経験からも、もうわかっているのですが、脳の機能なのです。
恒常性という脳の機能が働いているんですね。
どんな環境であろうと、しばらく同じ行動、同じ環境に居続けると
そこが一番安心だ・・という風に脳が解釈する機能があるのですね。
基本的に脳は防衛本能から変化を恐れる機能が働きます。
変化するよりは、今のままでいたほうが安全だ、という考えですね。
だから、変化を迎える場面になると、心がざわつき、いつもの行動パターンにしがみつこうとする傾向があります。
少しでも安全なほうを・・!という危機回避が働くのですね。
脳は恒常性のあるものを安全だと錯覚するので、
たとえ今の環境は客観的に見てよくないもの、危険なものであっても
そこが安全だ・・と錯覚してしまうのです。
DVされているのに、逃げられず生活を継続しようとする人
パワハラや感情労働で不当に酷使されているのに、今の会社にいるのが安全だと思っている人
どうみても悪い男に引っかかっていて、周囲の女友達が「別れた方がいいよ」とみんなアドバイスしているのに、別れられない女性とか、よくいますよね。
これも、恒常性が働いて、情や偽りの合理性によって変化の可能性よりも、現状維持が安心だと感じているからです。
情というものも、かなり強い反応ですが、本当は変化を恐れて決断を先延ばしにしたい・・という気持ちから出ている反応だったりします。
今回のことのように、たった4か月同じ職場で働いていただけで、未練や情が沸いてくるのですから、変化をすることがいかに難しいか、というのを実感しています。
特に恒常性にはまるとなかなか、変化を起こすことができない。(脳の機能的に)
何年も何十年も同じ仕事をしてきた人が転職するのは、本当に大変な決断だと思います。
逆に派遣社員のように期間の定めが決まっていて、いろいろな職場を転々とするスタイルのほうが恒常性が働きにくいので、楽なような気もします。
無駄な葛藤がない分、良さそう。
しかも変化し続けることが日常になれば、変化することが恒常性になるので、新しい環境や行動に飛び込むことへの耐性がついてくるのかもしれません。
この新しい環境へ飛び込む勇気、違う環境に適応する能力は今後の日本社会で生き残るために、必要な能力だと思います。
私は派遣をする予定はありませんが、変化することを恐れる恒常性が、自分の可能性を閉じてしまい、現状から抜け出せないのであれば、
変化への耐性をつけることは大切なのかもしれません。
10月になってこのブログにどういう内容が書かれているのか・・怖い気持ちもありますが、
未練によって安定(現状維持)にしがみつき、相変わらず同じ状況で苦しむ・・というパターンから抜け出してくれているといいな・・と思います。
変化する時、気持ち悪い、妨害が起こるのは必然。
恒常性のわなにはまらないよう、気を付けたいと思います。