ひとみーぬ通信

HSPの生存記録。気まぐれ更新。

【あざとい宣伝商法に騙されない】知っておくと便利な超基本の心理マーケティング手法

心理学を応用した心理マーケティング

テレビ、雑誌、インターネット、毎日何かを見る、読む度に必ずといっていい程、宣伝広告が目に入ってきます。

広告の目的は、当たり前ですが、商品やサービスを利用してもらうこと、お客さんの注意を引き、アクションを起こしてもらうことですよね。

インターネットやCMは、いくつもの心理学を応用した広告宣伝を行っています。
意図的に注目を集め、誘導できるよう色々なテクニックが使われているのですね。

心理マーケティング

私はこういうことに結構詳しいので、これはちょっとあざとすぎるんじゃない?と思うこともありますが、多くの人にとっては、違和感を感じないレベルであることも多いようです。

マイナスの影響を与えるリスクのある心理マーケティングには警戒が必要

宣伝自体はビジネスや社会的活動において必要なものですし、悪いことではありません。

ただ中には、個人にとってプラスにならない、むしろマイナスになるような宣伝の手法を使い誘導するタイプのものもあります。

超基本の代表的な心理マーケティング(WEB、雑誌、CMに応用)

今回はよく使われる、代表的な心理マーケティング(宣伝)の特徴と見極め方のコツを書かせて頂きたいと思います。
すでにご存じの方は退屈な内容になるかと思いますが、知らない方は知っておく価値は十分ある手法だと感じます。

ハロー効果

ある商品(または人物)を売り込む際、商品、または自分単体の個性と関係のない、他人やブランドを利用し、価値を底上げして見せる手法。
自分自体の価値ではないけれど、影響力のある他社や企業、ブランドに支持されている、属している、という理由から、すごい人、魅力的な商品なのではないか?レベルが高いのではないか?と思わせます。

学歴や家柄、恋人やパートナーのステイタス、著名人の知り合いなどがこれに当たります。
本人の背後から光の輪(ハロー)が神々しく輝いているかのように見えることから、ハロー効果と呼ばれます。

類似現象:優越コンプレックス

ブランド品のバッグやステイタスのある友人、恋人、自分の過去の栄光、を印籠のように突きつけ、自分の優越性を周囲に強調する。

このような心理行動を優越コンプレックスといいます。


これらの行動は、自分に自信がないことを悟られたくない、尊敬してほしい、という欲求が原動力となっています。優越性を持っていないことがコンプレックスであり、その劣等感を隠すために、優越性を過度に強調しようとする行動です。

元いじめられっ子が、いじめっ子側につき、過度にいじめる側に同化しようとする、貧乏人ほど高級車を(ローンを組んでまで)欲しがるなど、優越コンプレックスを抱いている人は多くいます。(今の若い人には割と少ない印象ですが)

不安商法

コンプレックスを刺激するキャッチーなフレーズを強調し、相手の心を引きつけ、動揺させます。
このままじゃやばい!周囲から取り残される!恥ずかしい!という劣等意識を肥大化させ、コンプレックス解消のための行動として、商品やサービスの利用を促します。


人が行動する際には、ポジティブな動機(希望、憧れ、快楽)とネガティブな動機(不安、焦り、絶望)の2つしか存在しないという心理を利用しています。

希望や楽しさよりも、不安は非常に強力な作用があるため、この商法はオーソドックスなマーケティング手法として長い歴史を保ち続けています。

  • 婚活サイトの「もう○○歳?一生独身?やばす!」
  • 転職サイトの「この年で給料こんだけ?ありえなす!(;○д○)」

などが代表的です。東日本大震災の後に結婚率が急に上がったのも、不安という衝動に駆り立てられた結果ですね。

他にもファッション雑誌なども、このブランドを着ていないと恥ずかしい!これを持ってないと恥ずかしい!バカにされる!これ位おしゃれしないと仲間に入れてもらえない!・・みんな持ってるよ?持ってないの?(´-∀-`)プッ

という印象を強め、特定のブランド品やコスメを宣伝しています。(もちろん本当にいいものを宣伝してくれれば問題ありませんし、美しいモデルさんやタレントの着こなしに憧れる・・というポジティブな動機も促します)

まとめ

他にも数え切れない位、細かな心理マーケティングは展開されています。(長くなるのでこれ以上は書きません)

もちろん、これらの手法が誰にでも効くわけではないし、本質とは間違った手法が心理学的に正しいとされていることもあると感じます。

ただ、上の二つについては、意識していれば毎日にように目にしているはずです。

注意して見るようにしてみると、冷静な判断力を保ちやくすくなると感じます。