ひとみーぬ通信

HSPの生存記録。気まぐれ更新。

清掃の仕事で外反母趾になりました。過酷な現場では身体がボロボロになります

どうも、日々視力回復に励む三条です。

 

先月の記事でご報告した清掃のお仕事を始めてから、約1か月目になります。

 

この1か月間、清掃作業員としていろいろなことを経験しました。

 

【清掃のお仕事デビュー初日~14日間】

 

清掃の仕事の気楽さと体力増進効果に感動。これは副業を探している多くの人たちにもおすすめしたい!とブログ記事を書く↓

 

www.hitominu.com

 

【2週間~3週間目】

病院内の人の多さと、くそ真面目でコミュ障気味の性格が仇となり、気疲れがピークに。

人手不足のため、いつも間にかシフトをパンパンに詰め込まれてしまい、週6勤務で人間性を失い、ロボット化。応答がすべて九官鳥になる。

 

シフトを週4日に減らしてもらい、精神面は回復。再びやる気が出て作業をはりきりすぎる。

 

【4週間目】

 

足の痛み、腕に痛みを感じ、歩行やものを持ち上げることが苦痛になる。

ふと自分の足を見たら、赤く腫れあがり、外反母趾になっていた。

f:id:nomado67:20210609094526j:plain

一か月前とは全く違う自分の足の形に愕然とする。

 

再びリーダーに相談し、勤務日を週3日に減らしてもらう。

 

今後、足と手のダメージが回復できるか様子見しながら作業を続ける予定。

 

このような流れの一か月でした。

落ちない汚れを落とさなければいけない現場はブラック

こちらの記事にも書いてあるように、私が勤務しているのは病院です。

 

www.hitominu.com

 

病院によってもさまざまだとは思いますが、うちの病院は床が尋常じゃないくらい汚れています。

特に注射用の薬剤や血液のシミがぽたぽたと無数に落ちている状態で、床にシミとなってこびりついています。

 

そのこびりついたシミを人力で落とすのが私たち清掃員の仕事の1つでもあるのですが、普通にモップ掛けをした程度では全く落ちません。

 

そのため、ヒールマークの除去でよく使う、モップの上に足を置き、ぐりぐりこすり落とす作業を繰り返す必要があります。

 

私はこれを毎日数時間繰り返していたところ、足の痛みが出て、外反母趾の初期症状が出てきてしまったわけです。

 

外反母趾の症状が出てすぐに、このままではまずいと危機感を感じました。

 

なぜならうちの母も重度の外反母趾で日々大変な思いをして生活しているからです。

 

しかも母は清掃員歴15年以上のベテランで、外反母趾になったのも清掃の仕事が原因です。

 

初期症状のころに、きつい清掃の現場を選んでしまい、そのまま無理をして続けていたら、いつの間にか重度の外反母趾になってしまったのです。

 

もし、母がそのころ、自分の体を優先し、仕事内容を変えていれば、今のような不自由で辛い生活を送ることはなかったと思います。

 

※母は今も清掃の仕事を続けていますが、今の現場は足への負担が少ない(ぐりぐりやらなくても落ちる床汚れ)の現場なので、足へのダメージは少ないそうです。

f:id:nomado67:20210611095821j:plain

 

どんな仕事にも職業病というものがありますし、清掃の仕事自体が特に過酷はわけでなないと思います。

 

自分の体は一生ものです。

 

日々の生活費の足しに・・

 

と選んだ労働のせいで足や腰、目、手、内臓・・など身体が回復できないほどのダメージを引き受けるのはナンセンスです。

 

私は清掃作業の前は、デスクワークで長年目を酷使し続けてきました。

 

十年以上続けた結果、視力は0.5から0.03まで落ちました。

 

強度近視まで落ちると、緑内障や光視症、白内障などさまざまな目の疾患も発症するようになり、負のスパイラルが続きます。

 

作業を続ける間に、目の奥が痛くて吐いたことも何度かあります。

そのころに、自分の体を最優先していればこのようなことにならなかったのでは・・と後悔しています。

 

仕事をしていると、ついつい盲目になってしまいがちです。

 

・生活のためにお金が必要だから絶対に辞められない

・お給料を頂いている以上、しっかりと仕事をこなさなければいけない

・自分がサボると次の人の作業負担が多くなり、迷惑がかかる

・周囲のみんなも頑張っているのだから、自分もやらなくては

 

このような経済的な不安と義務感が、身体をないがしろにしていたことに気づきました。

 

先日読んだこちらの本を読み、今は自分の身体を酷使して労働で生き延びようとしなくても、最低限の収入で生活を工夫しながら豊かに暮らすことは可能なのだと知りました。

 

www.hitominu.com

 

過去にも節約系の記事で、健康を害するまで無理しない!と自分で書いておきながら、

いざ人の目がある職場に自分を放り込むと、いつの間にか無理をして身体に負担をかけすぎていました。

www.hitominu.com

 

週3日にするのはとても悩みましたが、身体を大切にすることが一番大切だという気持ちはブレなかったので、変更してもらいました。

 

金銭面では月5万円程度なので、全く足りません。

 

しかし、どちらにせよ新しい仕事を始める準備を加速させたいと考えていたので、丁度いいタイミングだったと思います。

 

他のバイトを探してもいいのですが、また面接や仕事内容を一から覚えるのは面倒ですし、その時間を一生涯続けるメインビジネスの活動に充てます。

 

今回の経験で、無理してまで労働でお金を稼ごうという気持ちは完全に消失しました。

 

残酷な話ではありますが、労働者は一生豊かにはなれません。 


それは個人の努力の問題ではなく、社会の構造がそうなっているからです。

※印税や視聴率など掛け算ビジネスが通用する業界は別です。

www.hitominu.com

 

資本家のもとで仕事を配分して貰い労働しても、多く場合、せいぜい年収500万円台が天井です。

それも一日8時間労働、週5日以上という、人生の大半の生活時間を捧げての結果ですね。

 

そこから税金を支払い、手取りの中でやりくりしながら、生活費、住宅ローン等を捻出し、将来の老後資金も作らなければいけません。

 

特に時給1000円台のワーキングプアとされる仕事をしている場合、フルタイムで働き続けても一生貧乏でお金に困り続けます。

 

うちの母も15年以上、フルタイム勤務で清掃の仕事を頑張ってきましたが、豊かな生活をしているとは思えません。

 

※上手に工夫しながら、キャンプなど趣味を楽しんでいます。

 

先にご紹介した本のように、今は少ない収入でも工夫すれば日々の生活を楽しめる恵まれた時代です。

便利なサービスや通信技術の発達のおかげですね。

 

しかし、それには必ず健康であること、自由に動きまわれる身体があること、が前提です。

 

www.hitominu.com

 

労働によって無理をしすぎて身体を壊すと、経済苦、身体苦がダブルで襲ってきます。

 

実際に現在の清掃の現場でも、シニア世代でフルタイム勤務で身体を酷使し、足を痛めながらギリギリで作業されている女性がいます。

 

本当はもう辞めたほうがいい、とご本人も周囲の人もわかっています。

しかし、生活のためにやらざる得ないのだと思います。

 

今の彼女に私が生意気にも助言するとしたら・・

 

もっと楽な現場の仕事に変えたほうがいい。

 

ということだけです。

 

それまで全く経験のない分野の仕事だと、他の現場がどうなのか?情報が少ないためわかりません。

 

そのため、どの現場もこんなもんなのか・・と思い込んでしまい、そのまま不利な条件で労働し続けることになります。

 

うちの職場も、新人が数年間入らず、入ってもすぐに辞めてしまいます。

 

この点から、少し察すればよかったかな、と思います。

 

幸い、職場のリーダーや同僚の方々はいい人ばかりで、今後は無理しないでシミは落とさなくていいと言っていただいています。

 

今後も落ちないシミを無理して落とし続けなければいけないのなら、すぐに辞めていましたが、無理しなくていい、ということがわかったので、しばらく続けるつもりです。

 

とはいえ、秋ごろまでには新しいビジネスを軌道にのせて辞めているとは思います。

まとめ

なんだか長い割にはまとまりのない文章になってしました。

 

ここまで読んで頂いた優しい方々に、最後にお伝えしたいことはこれだけです。

 

・お金よりもあなたの身体が大切。

・身体を痛めるほどに無理をして作業してはいけない。

・労働では豊かにはなれないのだから、ガツガツ働いても報われない。

 

今の労働環境が苦痛なら、情報を集めていて、他にシフトするのがおすすめです。

情報格差はあらゆる不平等と苦労を招きます。

 

無理をしない範囲で、労働の仕組みを利用しながら、生き延びていきましょう♪