ひとみーぬ通信

HSPの生存記録。気まぐれ更新。

【ソロ活女子必見!】ひとり暮らし月15万円以下で毎日楽しく暮らす本 を読んだ感想

先日、久しぶりにふらりと立ち寄った本屋さんで偶然発見したこちらの本。

ひとり暮らし月15万円以下で 毎日楽しく暮らす

 

パラパラと立ち読みをしてみると、今の私に必要な情報がたくさん書いてある!と確信し、購入してみました。

※視力回復中なので、本はほとんど買わないようにしています。

 

タイトルの通り、月15万円以下の支出で自分らしく、楽しく暮らしているひとり暮らしの女性達の生活術&価値観を知ることができます。

 

タイトルのイメージからワーキングプアかミニマリストを想像しがちですが、あくまでの生活費にかける毎月の支出が15万円以下ということです。

 

実際に紹介されている女性達の収入には幅があります。

 

月収30万円(手取り23万円)の20代女性から、月収12万円のパートタイム労働の女性までさまざまです。

 

年齢層も20代から60代までの女性が紹介されていて、同じ一人暮らしでもそれぞれのライフスタイルや経験が異なり、とてもユニークです。

 

7人の女性達(youtubeやインスタグラムで話題の人)の生活が紹介されていますが、どの方達もとても堅実でしっかりとした人生観を持ってらっしゃいます。

 

さすがフォロワー数万人のアカウントを持っていらっしゃるだけあるな、という程の生活の知恵、ブレない価値観を感じさせられます。

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7人に共通する価値観、生活術

 

7人の女性達の生活スタイル、価値観を読むとある共通の要素が見えてきました。

・見栄代を徹底的に排除している

・ミニマル志向

・自分の趣味、趣向に敏感

・自炊派

 

というところです。

 

この本に興味を持たれる方は金銭面でのやりくり法も気になると思いますが、みなさん少ない生活費の中でしっかりと貯金し、自分を満たすための出費もされています。

 

カツカツで精神的にもゆとりがなくなるような節約法ではなく、使うところには使い、無駄なところには徹底的にコストを排除する、という感じ。

以前ご紹介したこちらの本にも、多くの人が見栄代で破産するか、貧乏になっていると書かれていました。

 

www.hitominu.com

 

つまり他者からの評価を気にして、身の丈に合わない支出を繰り返していると、なかなか貯金もたまらないし、たとえ収入が高くてもゆとりのある生活を送れないのですね。

 

こちらの本で紹介されている女性達のすべてがこの見栄代をすっぱり捨てています。

ちなみに私は洋服や住環境以外にも、ライフイベントにかけるコストも見栄代だと思っています。 

www.hitominu.com

 

この本には結婚をご経験された女性も紹介されていますが、独身で結婚願望がないか薄い女性が多いです。

 

・見栄を張らない

・無駄なものを持たない

・自分らしさを優先する

・利便性を追求した知恵

 

これらが今の時代にとてもマッチしていて、リアルな現代女性像を映し出していると思います。

 

もちろん人それぞれ価値観は異なりますが、少なくともマスコミが宣伝しているような結婚が幸せのゴールという「理想の生活」は過去のものであり、時代遅れであることがわかります。

 

各女性達それぞれ、生き方や価値観は異なりますが、どのケースにも深く共感できるポイントがありました。

家計管理のポイント

特に参考になったのは、家計の管理と生活術です。

 

家計簿をつけるのが苦手で、いつも勘定はどんぶり・・という方も多いと思いますが(私です)、

今は便利なアプリを活用すれば簡単に毎月の収支を把握し、堅実な生活ができるのだとわかりました。

この本で紹介されているzaimを早速ダウンロードしました。

 

今の私(今までも含めて)に一番足りないのは堅実さだと自覚していています。

私は買い物依存症なところがあり、物欲が非常に強いです。

 

そのため、クレジットカード決済で後先考えずに買い物をしまくり、リボ払い地獄に陥ってしまうことも多々あります。

 

さすがこのままでは生活が破綻する・・そう危機感を持った最近、この本に出合えたのも天の導きだと思っています。

 

この本で紹介されている女性達はとても堅実でしっかりした方々ですが、過去には買い物をしすぎて収支がマイナスになったり、見栄代で貧乏になったり・・

という経験もあるとか。

 

数々の失敗や試行錯誤を繰り返しながら編み出されたやりくりのコツや食材、自炊のポイントなど生活の知恵が詰まっています。

業務スーパー&冷凍保存で作り置きが基本

多くの女性達が業務スーパーをフル活用し、毎月の食費を1万円~2万円以内に収めています。

 

時間のある時に作りおきしておいて、冷凍保存・・が定番です。

NMDという概念

さらにNMD(ノーマネーデー)というお金を全く使わない日を毎月必ず確保している点にも注目です。

 

平日など、仕事の日は基本的に買い物はしないし、食材を購入するのは週1回と決めることで無駄な出費が減り、結果的に経済的なゆとりが生まれるのですね。

 

浮いたお金は貯金に回したり、趣味に使ったり・・

と本当に自分を喜ばせることに使っているので、節約で生活が貧相になることもないそうです。

自由とお金、どっちが優先?

 

・お金がたくさんあるけど不自由な生活

・お金は少ないけど、自由な生活

 

この2択なら、あなたはどちら派ですか?

 

というのがこちらの本の読者層を分けると思います。

 

一人暮らしならではの自由+生活の知恵を駆使し、便利なサービスを活用することで欲望を満たすことを優先するなら、こちらの本で書かれたライフスタイルは非常に参考になると思います。

 

私はこの本で紹介されている女性達の価値観に共感しまくりだったので、後者なのだと思います。

孤独への恐怖を明確化することで、不安を安心に変える

世間の漠然とした孤独へのイメージ、不安、恐怖・・

そんなものに振り回されて、安易に結婚などしたら大変なことになるのは目に見えています。

 

幸いなことに、わたしたちの先輩女性達(50代、60代)で充実したシングルライフを送っている方を身近で見ることができる時代になりました。

 

一方で、それまでの貯蓄額や生活環境の準備が甘かった故に、老後も苦労しているシングル女性達もよく見ます。

 

結局は、身体の自由が利くうちに、しっかりとした貯金、資産形成、生活(住環境)を確保すること、そして何よりもしっかりとした堅実な経済観を身に着けることが重要なのだと感じます。

 

人間関係においても、いざというときに、頼らせてほしい、頼ってほしいという関係性を持てる人がいるか?ということが重要だそうです。

 

それは必ずしも家族だけでなく、友人、知人でもいいわけで、要は形式よりも質なのだと感じます。

まとめ

女性の社会進出が進み、経済基盤や社会制度等の知識を持った大人の女性が増えるにつれ、

形式のみの不自由な生活から解放されて、自由に自分らしく堅実に暮らしていきたい!と願う女性達がますます増えるでしょうね。

 

私はこの本や他のお金に関する書籍を参考に、自分の経済観念を反省し、堅実に生きていきたいと思います。

 

いくら低コスト生活といえど、やはり毎月20万円くらいの収入は必須なので、60代になっても続けていけるような生涯の仕事を確立させたいと思います。(その仕事はもう決まっています)。

 

毎月20万円から30万円程度の収入があれば、

 

彼女たちのようにしっかりと貯金をし、自分の趣味や好きなことにお金を使い、無理のない自分らしい働き方、ライフスタイルを送れる・・

と思うとワクワクします。

 

私もミニマリストにはなれないので、無駄なものを省いたシンプルな生活を目指したいと思います。

 

あと、今まで騒音に悩まされ続けてきたので、いつでも引っ越し可能な賃貸生活を維持できるよう計画していくつもりです。

 

・安心してリラックスできる家

・無理のな範囲で収入を得られる仕事

・毎月少しづつでも貯まる貯金

・好きなことに使えるお金

 

があれば、あとは生活の知恵でいくらでも人生を満喫できそうです。

 

この本は今度も読み返し、実際の自分の生活に落とし込んでいこうと思います。

ソロ活に興味のある女性だけではなく、生活力を磨きたい男性にもおすすめです。

 

最後に、この本の中で一番印象に残った文章を引用しておきます。

 

お金の不安を取り去り、

日々の生活がスムーズに回り始めると、

見栄や損得勘定を切り離された「やりがい」「生きがい」と出会うことができました。

 

節約を意識せずとも、

自分にとっての適量を理解すれば大金は必要ないとわかり、

すんなりと家計が整いました。

 

そして、夢や目標はこじつけるものではなく、見つかるものだと知りました。

 

物やお金に振り回されず、

自分が納得できる選択を積み重ねて、

これからもひっそり暮らし続けます。

 

(なち 32歳 会社員 月14万円)【ひとり暮らし月15万円以下で毎日楽しく暮らす すばる舎】 より引用