- 最近疲れやすく、健康状態が不安・・
- 健康診断を受けてみたいけど、どの項目を受ければいいのかさっぱりわからない
- 健康診断の費用が高額になりそうで怖い
- 検査に行く時間がない
健康管理の意識があっても、なかなか踏み出せない方も多いと思います。
健康診断は会社員の方なら職場の検診、フリーランスの方なら、自費または自治体の特定検診を利用されている方が多いと思います。
もちろん、それらの検診だけでも十分予防にはなるのですが、
今回は、さらに健康状態を把握し予防医学を徹底して安心したい!という方向けにおすすめの健康診断項目、人間ドックのコースと費用をご紹介させて頂きます。
通常の検診では大抵、以下の基本の健康診断8項目しか検査できていません。
年齢が上がると他の検査項目も追加したほうがより予防効果、早期発見、早期治癒の可能性が高まります。
もし、まだ受けていない検査があれば追加検査を検討してみましょう。
- 基本の健康診断の8項目
- これらの項目にプラスするおすすめオプション
- 女性に必須(婦人科系疾患)の必須検査
- 男性は腫瘍マーカー(PSA)を追加がおすすめ
- 年代別:人間ドックで検査すべき項目と費用
- 喫煙、飲酒はすべての病気のリスクを上げる
- まとめ
- 自分の健康管理は大人としての責任
基本の健康診断の8項目
- 身体測定
- 糖代謝
- 血液一般
- 脂質
- 胸部X線
- 循環器
- 肝機能
- 医師所見
健康保険組合により、これらの8項目の内、脂質や胸部X線が省かれることもあるので、会社の健康診断を受けている人もチェックしておいたほうがいいと思います。
これらの8項目、フリーランス、無職等で国保の場合は約1万円かかります。(自治体の特定検診なら無料)
これらの項目にプラスするおすすめオプション
- ピロリ菌検査(1000円~3000円)
- 腫瘍マーカー(CEA)(2000円~4000円)
- 便潜血(2000円~3000円)
- 肝炎ウィルス検査(1000円~2000円)
これらをプラスすれば、がんリスクの発見もしやすくなり、上級の健康診断メニューになります。
ちなみに忙しくて病院へ行けない方や、病院が嫌いな方は、郵送で検査することも可能です。
郵送型 大腸がん検査キット2回法 (自宅で検便) ・定性検査 便潜血検査
私もamazonでピロリ菌検査キットと大腸がん検査のキットを購入し、検査してもらいました。
価格も安いし、時間のある時に気軽に検査できるので重宝しています。
女性に必須(婦人科系疾患)の必須検査
基本的に20代~は(性交渉があれば)子宮頸がん検査を受けたほうがいいそうです。
各自治体から格安(超音波検査を追加すると5000円程度)で受けられます。
格安で検査できる有り難い制度なので、検診案内が届いたら2年に一度、しっかり受けたいですね。
検査に抵抗がある方は、レディースクリニックなど、女医と女性の看護師さんだけの所で受けるのもおすすめです。
子宮頸がん検査時のオプションで超音波検査(+4000円位)を追加して受ければ、子宮内を超音波で見てくれるので、子宮筋腫等、子宮全体の健康状態もチェックできます。
30代位から子宮筋腫の発生率が上がるので、超音波検査で早期発見しておくと安心です。
↑わたしも子宮内超音波検査の時に子宮筋腫が見つかりました。
40代からはマンモグラフィ検査を
女性にとって怖い「乳がん」。
30代後半以降からリスクが高くなるので、1年に一度、乳がん検診を受けておくことをおすすめします。
40代以降からは、マンモグラフィ検査(3000円~5000円)も加えると安心です。
マンモグラフィは血縁関係者に乳がんを発症した人がいる場合は、30代でも受けたほうがいいそうです。
そうでなくても、とりあえず安心のためにも30代でも受けておけばいいですね。
ちなみに乳がんの検査で超音波検査とマンモグラフィで迷う方も多いと思いますが、精度から見るとマンモグラフィの方が圧倒的によいそうです。
超音波の場合、医師の裁量による所も大きく(触診も)、見落としが生じるリスクも否定できないとか(;´・ω・)
お値段もほぼ変わらないので、多少痛みが伴っても私はマンモグラフィを受けています。(被ばく量も騒がれる程ではないですし)
医師には2年に一度マンモグラィを受けて、一年に一回(毎年)は超音波を受けておくと安心と伝えられました。
ちなみに40代からは自治体の有り難い検診格安サービスで、乳がん検診を受けられます。
利用しない手はないですね。
30代までの人は、基本的に自費(3000円~5000円)になります。
男性は腫瘍マーカー(PSA)を追加がおすすめ
男性の場合、特に40代以降からは前立腺ガンのリスクを調べる腫瘍マーカー(PSA)検査を追加で加えると安心だそうです。
費用は2000円~4000円です。
前立腺ガンは非常に発症率が多く、比較的若い世代にも多いので数千円でリスクを回避できるなら受けておいて損はないと思います。
ちなみに基本の健康診断項目のオプションで紹介した腫瘍マーカー(CEA)とは別物です。(こちらは胃癌、大腸がん、肝硬変のリスク発見のためのもの)
以上が人間ドック以下、健康診断以上のコスパのいい検診プランでした。
会社の検診があれば2万円以内。フリーランスなら3万円前後。
費用は、フリーランスのように会社が検診代を出してくれない場合は、全額自費になりますので、3万円前後位かと思います。
※40歳から75歳の方は自治体により無料(または格安)で受けられる場合も。
人間ドックは3万円~のものでも、しょぼいイメージがあるので、3万円そこそこでここまで検査できれば満足だと思います。
基本の健康診断で異常な数値があれば、人間ドックで精密に検査する・・
という方法がベストですね。
会社の健康診断(8つの基礎項目を抑えてある)を受けている方は、ピロリ菌検査等のプラスで追加するオプションのみ受ければ費用も節約できると思います。
(全部受けても2万円以内です)
補足:眼科検診と歯科検診も忘れずに
ちなみに詳しくは書きませんでしたが、1年に一度の眼科検診と歯科検診もマストです。
特に近視の方や目を酷使されている方は、知らぬうちに怖い眼の病気のリスクを抱えていることもあるので、症状がなくても1年に一回は受けておきましょう。
費用は眼底検査など、すべての検査項目を受けて保険適用(国保)で、5000円位です。
何らかの目の症状を訴えて、ついでに検査・・という体裁で保険適用させましょう。
↑私も強度近視なので、眼科で定期検査を受けながら現在自力で視力回復トレーニング中です。
年代別:人間ドックで検査すべき項目と費用
健康診断+人間ドックも受ける場合、年齢別に抑えておいたほうがいい検査項目の目安もあります。(異常個所があればそちらを最優先)
30代:3年~5年に一回:4万円程度が目安
人間ドックは3年~5年に一回位の頻度でも大丈夫だそうです。(もちろん毎年受けるに越したことはありません。
基礎の健康診断に加えて、
- 胸部X線検査(上部消化管)1万5000円
- 超音波検査(腹部)5000円
- 喀痰細胞診 3000円
- 超音波検査 8000円
合計:4万円前後
リスクの高い消化器官系のガン、病気のリスクを検査する充実の内容になります。会社の健康診断を受けていれば3万円で済みますね。
3~5年に3万円程度なら、健康寿命、生活の質の維持の投資のためにも受けておく価値はあると思います。
40代:2~3年に一回:16万円程度
生活習慣の集大成が顕在化しやすい年代のため、大腸や肝臓を中心としたメニューがよいそうです。
基礎検診に加えて、
- X線検査(上部消化菅) 1万5千円
- 便潜血検査 2000円
- 超音波検査(腹部)5000円
- PET検査(全身) 10万円
- MRI検査(体部&頭部)1万5千円
- CT検査(胸部) 1万円
合計16万円前後
PET検査高っ(;´д`)と思われたかと思いますが、PET検査は横たわって円形の機械の中の通過する全身スキャン検査です(よくみる人間ドックの写真のイメージ)
全身を詳細にスキャンできるため、癌リスクを見落とすことなく調べられる、超高性能&信頼のおける検査方法です。
質の高さ故にお値段が少しはるのは致し方ないのかもしれませんね。
50代:1~2年に一回:17万円程度
40代とコストはあまり変わりませんが、心筋梗塞や脳卒中のリスクに備える検査に重点をおいたメニューがいいそうです。
基礎検診に加えて、
検診頻度も1~2年に一度が望ましいので、コストは増します。
60代:1~2年に一度:17万円前後
病気のリスクも上がるため、心臓や脳、大腸など、全身をぬかりなく検査することが重要です。
検査項目に内視鏡など、若干わずらわしい検査も含まれますが、費用は50代とたいして変わりませんし、検診を受ける推奨頻度も同じです。
ただし、会社の検診を受けていない場合や万全を期したい場合は、毎年受けた方がいいと思います。
夫婦だと二人で35万円位かかるので、親へのプレゼントとして毎年人間ドック費用を出してあげるのも、親孝行のひとつになると思います。
老後の健康寿命は生活の質を大きく左右します。また将来の介護リスク対策にも、早めに病気を発見し、予防することで、かなり結果が変わってくると思います。
高価なプレゼントや介護よりも、予防医学費のサポートをしてあげる方が価値があるかもしれません。
健康でさえいれば、いくらでも楽しいこと、体験できますしね(´・ω・)
リッチなセレブコースは30万円以上
他にも年代別でなく費用別にメニューを決めるのもいいそうですが、リッチなメニューだと30万円~になりますね。
もちろん経済的に可能なら、より高度かつ的確な項目を受けてみるのもアリだと思います。
喫煙、飲酒はすべての病気のリスクを上げる
どの検査でも、喫煙習慣や過度の飲酒の習慣があると病気になるリスクが軒並み上昇します。
健康で暮らしたいなら、できる限り喫煙と過度の飲酒は避けた方がいいかと思います。
まとめ
コスパを抑えるなら・・
- 定期健診(基礎項目8)
- オプション検査(必要な項目を選択)
- 女性(子宮頸がん、乳ガン検査)
- 男性(前立腺ガン検査)
- 眼科検診
- 歯科検診
詳細かつ大変わかりやすく、非常に役立ちました。(体験レポートもある)
健康診断や人間ドックは、検査項目が多いし、素人ではよくわからないし、何を受ければいいのか・・(;´д`)と悩みますよね。
この雑誌で、大体のメニューと診断結果の見方がわかったので、今後はよりサクサク必要な検診項目を絞っていけそうです。
医師のアドバイスが一番ですが、事前知識として、検診項目や抑えておきたい病気について知れたのはとてもよかったです。(。-人-。) 感謝
病気になり、モルモットにされる恐怖
私が予防医学を重視し始めた理由は、絶対に病院のお世話にはなりたくない!という強い思いがあるからです。
実は数年前に、身内がガンになり、何度か手術を受けました。
その時に医者にめちゃくちゃな手術をされ、体調の不調を担当医師に再三訴えましたが、「様子を見てみましょう」の一点張りでした。
命が危なくなる一歩手前まできていた
セカンドオピニオンを受けた所
「手術方法がめちゃくちゃで、内臓機能が著しく低下している。このままだと非常に危険。ただし、あまりに処置がひどいので、修復できるかどうかどうか、可能性は低い。」と告げられました。
このまま放置すると確実に死に至るのをわかっていながら、担当医師は自分の責任逃れのために、のらりくらりとごまかして、患者を見放したのです。
これが他の製品などのモノに対する対応なら、無責任ですが命は奪われないのでそこまで深刻ではないかもしれません。
しかし、人の命が危うくなっているのを承知していながら、自分の責任逃れのためだけに患者に真実を告げず、見殺しにしようとする医師の態度は、本当に恐ろしいです。
結局、セカンドオピニオンの病院の手術で奇跡的に成功し、今は元気です(。-人-。) 有り難い。感謝です。
適切な治療を受けられる確証は、ない
このような例は、他にもいくらでもあり、病気を治すつもりで手術した、治療したあまりに、死ぬはめになっている人は沢山います。
もちろん、信頼できるお医者さんも沢山いますが、外科医の中には、患者をモルモットのようにとらえている人も少なからず存在します。
また医学的処置が本当に正しいのかどうかも100%はわかりません。(余計な手術や処置でかえって悪化しているケースも多いですし)。
こういう怖さも踏まえて、まずは、病気にならないこと。
病院のお世話にならないこと、が病気へのベストな対策です。
予防医学をキチンと受けていれば、大事に至る前に対応できますし、生活習慣の見直しもしやすくなると思います。
自分の健康管理は大人としての責任
昔は身体の健康など無視し、馬車馬のように働くモーレツサラリーマンという企業戦士が英雄視されることもありました。
しかし、今は自分の身体は自分で管理するのが大人としての責任という意識を持つ人が増えています。
自分で生活習慣に気を付け、検診等の予防医学で病気になることを防げれば、国が悲鳴をあげている医療費の増大も防ぐことができます。
何より、健康でいなければ、仕事はもちろん、楽しい経験や快適な日常生活も困難です。
私も健康優良児だったこともあり、フリーランスになってからろくに検診も受けない年もありました。
今後は自己管理の一環として、しっかり検診を受けて、身体の声を聞いてあげたいと思います(`・ω・´)筋トレ習慣や食生活のバランスにも気を付けます!
この記事があなたの健康増進と、快活で幸福な生活維持の参考になれましたら嬉しいです。
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※検診制度の項目、費用は各自治体、勤務先の制度により異なる場合があります。詳しくはお住まいの各自治体、お勤め先の制度をご確認ください。
※この記事の情報は2020年7月10日時点までのものです。