『人の心に土足で上がり込んで踏み荒らす』という言葉、よく使われますよね。
自分のペースや欲求を優先させようと、相手が自分をないがしろにしてきたり、強引にスペースに入り込んでくるような場合、しっかり主張し、徹底的に抵抗することが重要です。
その手の相手は、強く抵抗、主張しないとわからないことが多いです。知るか、という態度でさらに踏み込んできたり、無理な要求を突きつけてきます。
そういう場合、大人な対応で、理不尽な相手の要求、行動に半分目をつむり、我慢しつつ、自分の権利も守る、というバランスをとるよりも、徹底的に抵抗したほうがいい。
たとえば、自分の家なのにしょっちゅう同居人の知人、友人が泊まりにきて落ち着いて生活できないという場合、相手がその意見を無視し続ける時は、食事をとらない、寝込む、ストレスで体調を崩しかけている感じ、をアピールし、持久戦で徹底的に対抗します。
最終手段:困った人に全力で「なる」
無理な要求を突きつけられても、「あいつ、案外バランスとってうまくやれるんじゃない」と思わせたら負けです。
『あんたが無理やり要求を通そうとするから、私は苦しみ、死にかけている、もう自分の足でたつことすらできない、もう生きる希望も持てない・・』という、かなりヤバイ状態に追い込まれている、という感じを全面的に出していかなければなりません。
それは自分自身もしんどいですが、そこまでしないと伝わらない時もあります。
平気なフリ、寛容なフリをするよりも、全力で権利を守ること、拒否する姿勢をとることが大事な時もあります。
ブラック企業で病気になるまで酷使されていた友人
私の友人は、数年前までブラック企業で死ぬほどこき使われていて、しょっちゅう鼻血を出す、胃を痛める、などしていました。
しかし、わずかな休息でバランスをとっていたため、上司からは、『こいつは大丈夫だろう』と思われていたそうです。
しかし、本格的に体調を崩し、鬱状態、急性胃潰瘍という身体のSOSサインが現れはじめてから、急に会社側の態度が変わったそうです。
激務ではない部署に配属されたり、休暇をちゃんと取得できるようにしたり、はじめて待遇が変わったといいます。
きっと知人が、いつまでも無理な要求、権利の剥奪と折り合いをつけて、だましだまし続けていたら、いつまでもコキ使われ、大変な状況のままだったんだろうな、と思います。
本当に追い込まれてから病気なるのでは遅すぎる
私なら、鬱になる前から、寝込んだり、食事を受け付けないフリをして、徹底的にダメージを受けた被害者というポーズをとり、相手に圧力加えますね。
いずれにせよ、我慢が限界を越えた時、鬱や病気になります。
本当にそうなる前に、終着点の一歩手前からそうなっている自分を見せること、もいいと思います。本当に病気になってしまってから周囲に許される、引かせるなんて、効率が悪すぎます。
我慢は病気の元。忍耐は限界を越えると、身体的、精神的な不良となり、回復するのに時間も体力も、お金もかかることになります。
限界がくる前に限界がきたポーズをする。
どうせ抵抗するなら、早いほうがいいです。
たまには困った人になってもいいんです。
大人な態度で我慢するのも立派ですが、相手はあなたの我慢などこれっぽっちも汲み取ってくれないかもしれません。今も、この先も。
自分を守れるのは、ただ一人。自分だけです。