どうも、今もスレイブフルな清掃バイトを続けている三条です。
新しい仕事の準備と合わせて、眼の酷使が続き、少しペースを落とさないとやばいと感じています。
清掃の仕事をはじめてから、ユニフォームの呪縛にかかりセルフイメージの危機を迎えたことを書きました。
刷り込み(洗脳)というものは、長期間にかけて少しづつじわじわと染み込ませると強力に作用します。
はじめはちょっとした違和感・・でも、長期間その状態が続けばいつの間にか自分自身への認識を変え、世界の見方を変え、人格まで変えてしまう恐ろしいものです。
セルフイメージの危機を感じてから、こちらの本をamazonでポチりました。
晋遊舎ムック お得技シリーズ173 自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション
このシリーズは色々持っていて、わかりすく情報がまとまっているので好きです。
自己肯定感が低い、他人軸傾向にある人が自分軸を取り戻し、毎日不安や気苦労から解放される技術が紹介されています。
どれも実践すれば効果がある方法ですし、色々なところで紹介されている自己肯定感を高めるメソッドがわかりやすく紹介されています。
基本的に、自己肯定感の低い人は、他人の顔色ばかりを伺って疲れてしまう、無茶な要求にもNOといえずに答えてしまう等の特徴があるそうです。
また自分に厳しく、自己否定の癖があるため、ミスをしたり、怒られたり、恥をかいたりすると激しく落ち込み、立ち直るのに時間がかかる傾向もあるそうです。
そんな人が自分軸をとり戻すには、
自分の好き、嫌いに正直になる。
どんな自分でも認めて、許す。
ということが大事らしい。
そのための、メソッドが色々と紹介されている感じです。
これを読んで改めて思ったのですが、そもそもなんで自己肯定感が弱い人がこんなに多いのか?
私はその原因は、固定された環境、固定された人間関係、雇用契約という立場の弱さ、が大きく影響していると感じています。
人間は環境の影響下から逃れることはできません。
自分の意見を押し殺す、無理をしてしまう・・
そんな状況に陥る環境がセットされてしまっていることに、ます気づくことが大事じゃないかと思いました。
私も清掃会社から雇われている身という証拠であるユニフォームを着ているからこそ、自分にうそをつき、本音を隠し、理不尽な要求にも反論せずに過ごしていました。
それが自分自身を大切にできていないな・・というしこりになり、ストレスとなっていたと思います。
こういう状況が続けば、誰だって多少なりとも自己肯定感は下がります。
つまり、足元を見られている労働者という段階で、自己肯定感の搾取はセットされているわけです。
今回わたしがもやっとしているのは、勤務時間外での拘束についてです。
今の現場は契約の勤務時間前に、清掃道具をひととり揃えて10分前には事務所に椅子に着席するように!という張り紙が出ていました。
おそらく私が5分前位のぎりぎり着席なのを指摘しているのだと思います。
私はこれには納得できませんね。
勤務時間前は雇用契約外の時間であり、時給が出ていません。
それにも関わらず、すべての準備を終えて10分前に着席・・となると30分前には現場に着かなければなりません。
それなら着替えの時間を抜いた準備時間も含めて20分間は時給を出してほしいのです。
周知の時間は作業時間になってからとってもいいわけですし(余裕のある作業工程ですから)、わざわざ勤務時間前に周知の時間をとり、10分も前に着席していなければいけないのは嫌です。
こういうどーでも良さそうなことでも、ルールだから、一般的に常識だから・・というわけのわからない理屈で都合よく拘束され、管理されてしまうのが労働者です。
私はこういう勤務内容と関係のないところにこだわる姿勢、干渉してくる姿勢が大嫌いです。
こういうことに、当たり前だよね~という意識でただただ従っていると、自分軸からはどんどん離れていくと思います。
10分、興味のないオバちゃんのクソ話に付き合わされるのと、5分だけ辛抱するのではストレス度が全く違います。
ただでさえ、安い時給(1000円)で割りに合わないきつい作業をしているのに、待機時間まで家畜化されたらたまったもんじゃないです。
※この件は納得いっていませんが、リーダーにはいろいろとお世話になったので、意見は言わずにオバちゃんのクソ話に耐えることにしました。ストレス値+20%UPです。
8月中に辞める・・と思ったら精神的に大分楽になり、また変にユニフォームの呪縛にかかりすぎることもなくなりました。
これは、何かあってもここにずっといなきゃいけないわけじゃないし、という逃げ道があるからこその安心感だと思います。
つまり、一般的な労働者のように、長期間、固定化された人間関係の中で、立場の弱い従業員として過ごすなら、自己肯定感は低くなって当たり前だ、ということです。
むしろ自己肯定感の高い人は、労働者にはなれないでしょうね。(実際に経営者に求められる資質と労働者に求められる資質は真逆ですし)
自己肯定感を高めるメソッドももちろん有効ですし、雑談力で小手先の技を身に着けるのも有効だと思います。
が、私はもう実践しません。
なんというか、状況自体がバカらしく思えてきたからです。
結局、労働者辞めれば解決するじゃん。
これだけです。
今はまだ労働者なので、ストレスは溜まりますが業務時間外のことは一度リーダーに意見を言おうと思っています。
筋の通らない暗黙のルールなるものが大嫌いなのと、10分もストレス溜めるのが冗談じゃないからです。
今回の清掃の仕事は感謝すべき点も沢山ありますが、冷静に見て、時給1000円でどれだけ求めてくるんだろう・・というのが正直な感想です。
作業自体も、1時間3000円は貰っていいような作業もありますし(排水溝のう〇こ清掃など)、請け負う会社自体が足元見られているのがわかります。
最低時給がもうすぐ上がるそうですが、それでもすべての業種の仕事は時給1300円以上でないと、おかしいと思います。
フルタイムで週5勤務して月収20万円以下(生活保護以下)という状況は、どう見てもおかしいです。
しかも、作業内容は決して楽ではありません。
そもそも労働自体が機械の代替えなので、キツいです。
話が大分反れましたが、結局、労働を辞めれば自己肯定感は上がると思います。
労働以外でも、固定化された人間関係から離れれば自己肯定感は上がると思います。
逃げ場を作ることです。
私も今回の仕事場で悔しい思いや、否定感を感じていますが、
普段は他人の評価とかどうでもいいです。
ご近所からどう思われているか、世間一般の基準からみてどうか・・など、興味ないですし、他人も自分のことに興味ないと思っています。(私が全くないので)
この本に載っていないけれど、最近わたしがやっているセルフイメージ回復のメソッドがあります。
それは、自分が女帝になり、玉座に座り、大勢の家来がひざまずいている光景をイメージすることです。
中国の皇帝がお目見えした時のような映像です。
毎日数分やっていますが、なかなかいいです。
ユニフォームの呪縛を解くにはこれくらい、真逆のイメージで丁度いい感じです。
頭を使わないし、簡単にできるので、この本の内容がしっくりこない方にもおすすめ。
イメージの力は絶大です。
以上、労働者でいる限り、奴隷メンタルであり続ける定め、でした。