ここ1カ月、本屋の売り上げ人気ランキングベスト3の1位に
フランス人は10着しか服を持たない (だいわ文庫 D 351-1)
こちらの本がズラリと山積みされているのを見かけます。
パラパラ立ち読みさせて頂いたのですが、中身は、物を持たない、本当に必要なもの、上質なものを数個持つだけでいい。
フランス人は日本の人ように新品のモノを沢山買わない、物質主義に踊らされないという感じの内容に感じました。
立ち読み程度で感想言えませんので(買ってから言え(‐公‐;))、詳細は本をご覧頂ければと思います。
需要のないモノ、大量の廃棄、いつまで作り続けるのか?
私も最近、大量生産、大量消費社会ってどうなの?という疑問を持ち始めています。
私の場合、ミニマリストとは程遠いどちらかというとマキシムニストに近いのですが;
でも、お店を見ていてよく思うんです。
このお店の服、全然売れてなさそうだな、この雑貨やさん、見ている人は多いけど、買う人ほとんどいなそう、で、結局売れなかったものは廃棄されるんだろうな・・と。
売れないものをコストと資源を使い、大量に作り、それをまた大量に破棄するってものすごく無駄、ですよね。
供給と需要のバランスが大幅に偏っているのに、過剰供給、サービスがずっと続いてきているんですね。
過剰供給、過剰サービスの限界
いつまで需要のない所に投資し続けるのか?ということに、そろそろ答えが出始めている、そんな予感を感じさせる本でした。
モノや飲食は飽和状態、過剰供給状態なのは明らかなので、これからは、リサイクル関係のお店や、それ以外のサービス関係のビジネスにシフトして参入したほうがよさそうですね。
実は私も昔物販に挑戦したことがあります。
お店を持って(といってもネットショップですが)在庫を仕入れて、必死に営業、マーケティングの工夫等しつくしましてが、なかなか売れませんでした。(過去記事に燃え尽きて廃人になっていた頃の記事があります;)
1カ月に1個または2個売れる位の時期が数年間続き(単価は1万円台です)、もう物販はやめよう、そう決断しました。投資額は15万円程度でしたが、いい勉強になりましたよ。
今は別の分野で安定して稼げていますし、今後もモノを扱うことはしないつもりです。
ミニマリストに近い本が1位になっているのを見て、みんなだんだんと大量消費、モノを買いまくる生活から離れてきているんだ、そう感じました。
今から数十年後はこの流れがさらに進んでいるかもしれませんね。
ただ、日本はフランスのように観光資源があまりないので、どこで経済を支えるのか、が重要なテーマになってきそうですね。
この記事は2015年2月27日に書いた記事です。
追記
日本も観光に力を入れいく方針が固まりつつあるようですね。
観光産業が拡大し、モノ以外のサービス、自然、体験などで経済が回るようになると大量生産、大量破棄、という悪循環の流れが緩やかになるのではないかと思います。
関係ないけど、レジ袋をバンバン渡すのはもうやめたほうがいいと思う。
エコバッグ100円で買えば一年以上毎日使えます。袋いらないです。
2020年追記
この記事を書いてから約5年。
もう近所の大型スーパーでもレジ袋が有料になりました。
すべてのお店でレジ袋を廃止するのは、利便性に問題が生じるので賛成できませんが、大型チェーンスーパーが有料化したのはとてもいいことだと思います。
システム化できて、大量に消費するお店が有料化に踏み切るのはいいですね。
私もスーパーではエコ袋持参で、本屋さんや100円ショップ、服屋さんなど他のお店では専用の袋に入れてもらっています。
臨機応変にレジ袋ありなし生活を送ることができています(。-人-。)快適すぎて感謝