ひとみーぬ通信

HSPの生存記録。気まぐれ更新。

マイクロ法人はグレーゾーン。今後は税規制が入るリスクがあるのでやめます

どうも三条です。

 

最近鬼のようにインプットしまくってるので、脳内メモとしてのこのブログの更新頻度も高めになってます。

 

学習は学んだことを自分でアウトプットすることで、かなり効率的に定着するので

自分の脳内をブログに書きだすことは

価値があると思ってます。

 

今回はずっと考えていたマイクロ法人、みなし法人についてです。

 

主に個人事業主の節税スキームとして有名ですが

私は以下の理由から今後個人事業主としての収入が増えても、マイクロ法人は設立しないことにしました。

 

1

この節税の対策が結構グレーゾーンであること。

マイクロ法人の節税スキームは結構を知られているので利用している人は多いですが

 

税務的にみるとグレーゾーンで脱税か、脱税スレスレのことをしてしまっている方も多くいます。

 

社会保険料を安くするためだけにペーパーカンパニーのようなものを作り

個人事業の売上と会社の売り上げに明らかな差がある場合

 

不自然なので、税務調査の可能性が上がるそうです。

個人事業主だけの場合は税務調査は滅多に来ませんが

マイクロ法人など不自然な形で運営していると、やはり税務調査も厳しい目になります。

 

2

マイクロ法人の事業を新たに始めなければいけないので本業に割く時間が減る。

 

マイクロ法人を始めるには毎月4万円くらいの売上の事業を新たに始めなければいけません。

 

その事業は今やっている本業とは全く関係のない仕事でなければならず、

同じような仕事だと同一の仕事としてカウントされ税務調査でアウトになります。

 

例えば本業がカウンセラーで、個別カウンセリング。

マイクロ法人用の事業が、カウンセラー向けのためのコンサルティングなど

 

本業の延長のような仕事は別の事業としてカウントされないそうです。

 

本当は同一事業とみなさなければいけないのに別事業としてマイクロ法人を作ってる方も結構いらっしゃいますね。

 

税務調査は遡って7年できるので

後から税務署に突っ込まれて大変な思いをするのは嫌です。

 

そもそも月4万円を毎月安定して稼いでいける仕事が

本業の片手間でサクッと構築できるならみんなやってます。

せどりや全盛期のアフィリエイトなどのように

誰でもやれば稼げる仕事がある時期はいいですが

今はそういうものがほとんどない時期なので、別の事業を立ち上げるのはしんどいです。

 

それに本業で忙しいのに

マイクロ法人用の事業でも時間と労力を取られていては二足のわらじとなり

私のような一点集中型の人間にとってはパフォーマンスがかなり落ちると思います。

 

3

会計処理確定申告が複雑になってしんどい。

税理士を雇うと年間20万円から30万円のコストがかかる。

 

マイクロ法人用の事業と個人事業主用、二つの会計処理が必要になるため

日々の帳簿付けや確定申告が非常に複雑になります。

 

簿記を勉強して自力でやっていらっしゃるか人もいると思いますが

マイクロ法人を自力でやるのはかなりの時間と労力がかかり

私は現実的ではないと感じます。

 

結果的に税理士さんに頼むことになるのですが

税理士の費用が月間20万円から30万円かかるので

 

個人事業主レベルの売り上げならそこまでの節税効果が得られなくなってしまいます。

 

もちろん売上額によってはそれでも節税メリットがある場合もありますが

 

売り上げは波がありますし、毎年税理士報酬を支払い続けるのはプレッシャーです。

 

そして何よりも、マイクロ法人の社会保険料下げ下げスキームが有名になって、やる人が増え過ぎたため

 

今後は法律でマイクロ法人が禁止されるリスクも高まっています。

 

これは私の予想ではなく、税理士さんの YouTube や本などで仕入れた情報です。

 

現に昨年あたりから会社員の副業に対する税区分が厳しくなっていて

 

本業を超えるか、本業と同等の副業収入がないと、

その収入は事業所得としてみなされないという法律に変わりました。

 

つまり会社員が本業で月収30万円稼いでいて

副業では毎月10万円の場合

事業収入ではなく雑所得として確定申告しなければいけないわけです。

 

雑所得なので当然青色申告はできませんし、もし青色申告をしていたのだとしたら取り消されます。

 

これも会社員として働きながら

副業の事業も始めて、わざと赤字経営にして

会社員のお給料も含めた税金を大幅に下げる

グレーゾーンの節税をする人が増えたのが規制の背景にあるようです。

 

つまりこういう節税スキームは初期の頃はやる人が少なかったし悪目立ちしなかったので見逃されてきたけれど

 

やる人が増えてくると、さすがに税務署も問題視して規制が入るということです。

 

マイクロ法人も非常に不自然な構造の事業形態ですし

税務署的にも社会保険料をとりっぱぐれるので、そろそろ規制したいというところなんじゃないでしょうか。

 

確かに社会保険料、特に国民健康保険料の額がエグイことになっています。

 

私も今後収入が増えて一番心配なのは国民健康保険料です。

 

ただしそのためにマイクロ法人を苦労して作って

時間と労力を割いてもう一つの事業を同時並行して行っても

 

税規制で使えなくなるリスクが高いし

そのぶんの時間と労力を本業にさけなくなるので、結局は非効率的だなと感じています。

 

小規模企業共済や ideco など合法的でシンプルな節税方法だけして、

後はおとなしくお世話になっているお国様のために税金を支払わせていただきたいと思います(⁠´⁠-⁠﹏⁠-⁠`⁠;⁠)

 

最後の手段として自分の業種の健康保険組合に入るという手もあります。

 

そうすれば月々3万円以上にはならないみたいですしね。

 

マイクロ法人のような大げさで大変な思いをするよりもそちらの方が断然いい。

 

何よりもこれから本気で本業にコミットしていきたいので、

仕事のスキルアップ、売上アップ、お客さんの満足度を高める以外のことに時間と労力を割きたくありません。

 

 

というわけで今後の税の規制と

作業の煩雑さを考慮して

 

マイクロ法人の設立は私の選択肢から消えました。

 

もし法人化するなら本気で事業として大きくすると決めた日ですね。

 

もちろんもうひとつの小さな事業などやりません。

 

今後 NFT せどりが初期のAmazon せどりくらい簡単で片手間でできる副業になったら

マイクロ法人とは関係なくサイドビジネスとしてやろうと思います。

 

会社を大きくしてバイアウトことも検討していましたが

個別カウンセリングの場合、属人性が高すぎてパイアウト向けじゃないのと

私の性質や仕事をする上での目的から考えると

個人事業で細々とやって行った方が幸せな気がしています。

 

以上